エチオピア南部、ドルゼ族の集落では、竹をよく見かけます。
ドルゼ族は、竹を使う部族として有名で、
この地域には竹林があり、
柵や住居にも竹を利用しています。
ドルゼ族が暮らすのは
竹とエンセーテ(ニセバナナ)で編んだドーム状の家屋です。
柱は一切使っていません。
形は「象の鼻」や「蜂の巣」だと表現されます。
エチオピア南部では、蜂の巣箱のようなものをよく見かけます。
各部族がこのように巣箱を作ってぶら下げているわけですが、
一際目立つのが、竹製の巣箱で、
これを見ると、ドルゼ族のものだとすぐにわかるんだそうです。
そう遠くない距離にある部族間でも、
自然環境を活かした個性が見られるのは面白いですね。