ナミビアのヒンバ族の子供たち
ナミビア北部で暮らすヒンバ族は、伝統的な生活を続けている半裸の部族として注目されています。
以前、彼らの村のひとつを訪れた時、村の一員として、家族の一員として、
生き生きと暮らしている子どもたちに出会ったので、ご紹介しますね。
子どもたちの前に、まずは、
オチョンボ村の酋長チュバリ・ムバホノさんです。
カオコランド地方最大の町オプウォからオフロードを四輪駆動で更1時間程進んだあたりにある村です。
酋長は、結婚後に家畜を育て、父親から独立して生活できるようになってから、自分の村を持ったそうです。
ヒンバ族の女性は、一生お風呂に入らないことでも知られています。
毎朝、赤い泥粉や灰に、牛の脂肪やハーブの粉、脂肪分の多い木の実のペーストを身体に塗り込んで、清潔を保っています。
体臭は全くありません。
日焼けや虫よけ、寒さや乾燥から肌を守る役という効果もあるそうです。
年長の女の子は年下の女の子の肌のケアーを手伝います。
彼女たちは、姉妹ではありません。
女の子だけではなく、男の子も、年下の男の顔を洗うのを手伝っていました。
水汲みは女性の仕事です。
飲み水を5kmも先から運んできていました。
母親たちが汲みに行くこともありますが、12歳くらいになると女の子たちの日課に組み込まれるそうです。
食事の支度も手伝います。
パンプキンの煮物か、メイズの粉を水で溶いて煮たものだけで、食生活は極めてシンプルです。
放牧から帰ってきた女の子です。
二日ごとに交代で担当しています。
年長の子供が小さい子をおんぶしています。
おんぶされているというよりも、自分のほうからでしがみついているようですね。
こんな小さな赤ちゃんからも、生きるエネルギーが伝わってきます。
子供たちは、仕事だけではなく、もちろん遊びにも一所懸命。
子供たちは踊りの披露が大好きです。
やっと歩けるようになった子供に踊りを教えるのも年長の子供たちの役目。
ヒンバ風「はないちもんめ」。
他に、石ころを使ったゲームもあるそうです。