シーラーズのハーフェズ廟で小鳥が選んでくれた詩は?
イランで最も敬愛されている詩人、それが14世紀の抒情詩人「ハーフェズ」です。
ペルシャ語圏で、彼の名前と作品を知らない人はいないと言われるほど。
「ハーフェズ(ハーフィズ)」とは、イスラームの聖典「聖クルアーン」をすべて暗唱した人の称号ですが、それが彼の呼称となっています。
彼が生まれ、生涯を過ごしたのが、イランの南西部のシーラーズという町です。
このブログでは、以前、シーラーズのピンクモスクをご紹介しました。
ハーフェズが眠る「ハーフェズ廟」は、そのシーラーズにあります。
イランの国の花「バラ」の咲く美しい庭園となっており、現在もたくさんの人が訪れます。
そこで、日本で言う「おみくじ」あるいは「占い」のようなことをやっていたので、ちょっと面白そうだと思ってトライしてみました。
具体的に言いますと、
「ハーフェズの墓の前で、心に中にある思いや迷いを心に浮かべると、今の自分に必要なメッセージが込められたハーフェズの詩を、目の前の小鳥が選び出してくれる」
というものです。
実際には、おじさんが、少しの笑みも見せず、渋い顔で小鳥の首根っこを掴み、
適当なカードの前に小鳥の顔を押し付けて、
無理やり引かせて、、
といった感じでした。
答えが書かたカードです↓。
鳥が選んだっていうか、おじさんが選んだっていうか、、、
いやいや、選んだのは、あくまで、おじさんではなく、鳥です!
だけど、だけど、不思議なことに、おじさんがくれた詩は、そのときの自分の気持ちにぴったりでした。
なんだか心がほわーと温かくなってしまい、その後、結局、ハーフェズの詩集を買ってしまいました。
私は、とってもいいお客さんだったでしょうか(笑)?