大エジプト博物館の建設
エジプトでは、現在、大ピラミッドとスフィンクスで有名なギザの砂漠に、「大エジプト博物館」が建設されています。
工事はまだ半分も進んでおりませんが、完成すると、総面積 45万平方メートル、3階建ての巨大な博物館となる予定です。
大エジプト博物館建設現場の最新の写真です↓。
この国家をあげた大プロジェクトには、「貴重な文化財を修復し、後世に向けて、最新の博物館で所蔵する」という目的があり、日本もさまざまな形で協力しています。
ちなみに、現在古代エジプトの遺物が展示されている「エジプト考古学博物館」は、カイロの中心地タハリール広場にあります。
建設されたのは1902年。
建物はすでに100歳を超えており、老朽化を免れません。
また、この100年以上の間に所蔵品もどんどん増え、現在20万点以上にふくれあがっています。
そのため、展示や整理がうまくいっていない部分も出てきています。
所蔵品には、ツタンカーメンの黄金のマスクやラムセス2世のミイラなど、「超」のつく貴重なものが数多くあります。
大エジプト博物館の本格的なオープンは2022年の予定ですが、再来年の2018年に、ソフトオープンされることが発表されました。
館長の発表
また、12月8日に、大博物館内の展示シナリオのデザイン実施業者が発表されました。
入札に参加したのは国内外の10社です。
そのなかで、ドイツの「アトリエ・ブルックナー(Atelier Brückner GmbH)に決定しました。
社長ご夫妻も笑顔です
アナニ考古大臣と早くもホットな議論?
現在タハリールのエジプト考古学博物館に所蔵されている「ツタンカーメンの黄金のマスク」は、2018年のソフトオープン前、最後に移送されるそうです。
その歴史的一大イベントを世界中が見守ることになりそうですね。