テヘラン短信(2)イランで出会った笑顔
前回、イランでは、1年のうちで、今が一番バラの美しい季節だとお伝えしました。
通りで見かけるのはバラの花だけではありません。
街路樹として桑の木が植えられているのですが、4月には実が熟れています。
実を摘んで食べている母娘の笑顔は味に満足そうでした。
ゴレスターン宮殿の前の道の中央分離帯でお茶をしている家族を見かけました。
母娘4代と娘婿という組み合わせです。
面倒見のいいお婿さんは、通りすがりの私にまでお茶をすすめてくれました。
ナッツを贅沢に使ったイランのスイーツの美味しいこと。
紅茶にお砂糖を入れずに飲む私に、家族全員が驚いていました。
別の場所で出会ったのは、社会見学の子供たちで。
「写真を撮ってもいいですか?と」尋ねると、引率の先生と一緒にみんなが笑顔を向けてくれました。
フレンドリーなのは、こんな人も。
ウィンクのサービスつきです。
古都イスファハーンのイマーム広場で出会ったのは、英語専門学校の女子学生達。
自分たちの英語に磨きをかけるために、時間があればこの広場にやってきて、外国人をつかまえて話をするんだそうです。
下の写真の一番右が外国の人です。
私も30分つかまりました(笑)!
みんな勉強熱心です。
空港まで送ってくれたタクシーの運転手さんの笑顔もステキでした。
道中、昔話で盛り上がりました。
イマームホメイニ国際空港に到着。
これでイランの人々の笑顔も見納めかと思いきや、搭乗手続きを待つ列でも、素敵な笑顔に出逢いました。
これから巡礼に出かけるご年配のグループです。
長い人生、この笑顔でさまざまな困難を乗り越えてきたことでしょう。
メデイアが描くイランのイメージを一枚も二枚も塗り替えてくれるような人々の笑顔に出会って、イランという土地と人々の魅力をもっともっとお伝えできればなあと思っているところです。