サッカー中継のためにサウジアラビアのアブハ―からジッダへ向かう
9月5日、サッカーW杯最終予選の最終戦が行われたのは、サウジアラビア第二の都市「ジッダ」でした。
試合の結果は皆さんご存じの通りです。
この試合に日本代表は負けてしまいましたが、結果として、日本とサウジアラビアそろってワールドカップロシア大会への出場権を得ることになり、サウジアラビアは大変盛り上がりました。
今回は、サウジアラビア南西部にあるアスィール州の州都アブハーからサウジ入りし、陸路でジッダまで移動する経路をとりました。
アブハ―からジッダまでは約600kmの道のり。
その道中の写真を少しご紹介します。
8月31日、犠牲祭の前日「アラファの日」にアブハー空港に到着しました。
アブハ―は標高2200メートルの高地にある中東の代表的な避暑地の一つです。
サウジアラビアの他の地方が40度を超える中、アブハ―は清々しい朝を迎えていました。
サウジアラビアといえば砂漠を思い浮かべる人が多いと思います。
実際、サウジアラビアの国土の大部分は砂漠ですが、国の西部や南部には3000メートル級の山があり、雨も降ります。
アブハ―のあるアスィール地方もその一つです。
山の麓に、小さなモスクが見えました。
モスク前の広場には、犠牲祭前日の朝のお祈りのために、近くに暮らす男性達が三々五々と集まってきていました。
日本人がイメージするサウジアラビアとはずいぶん雰囲気が違いますね。
ロックハウスが今でもあちらこちらに残っていました。
途中、数えきれない数のマントヒヒと出会いました。
アシール山地一帯にはマントヒヒをはじめとしてさまざまな野生動物が生息しています。
犠牲祭では、羊をささげるのが基本なのですが、この地方では、ヤギが多いようです。
大きな街を超えるごとに検問所があります。
まっすぐな一本道。
サウジアラビアは広大な国。
世界一長い直線道路はサウジアラビア西部にあります。
その世界一長いまっすぐな道は200km以上続きます。
やっと、ジッダの街に到着しました。
朝5時にアブハを出て、休憩2回で、13時到着。
8時間のドライブでした!
次回は、ジッダの写真をご紹介します。