アラブ首長国連邦のフジャイラ港
「UAE」「アラブ首長国連邦」ときくと、誰もが思い浮かべるのはドバイやアブダビですね。
しかし、アラブ首長国連邦には、7つの首長国があります。
ドバイとアブダビ以外では、
シャルジャ、
アジュマン、
ウンム・アル=カイワイン、
ラアス・アル=ハイマ、
フジャイラ、
の5つです。
最後に挙げたフジャイラは、UAEの中で一番東にある首長国。
アラビア海に面しており、大きな港があることで、重要な地位を築いてきました。
港は、1978年にUAEの経済発展の一環として建設されましたが、その後もずっと機能拡張工事が行われています。
外国船舶の燃料補給地として以前から有名でしたが、近年は、エネルギー流通のハブ港としてさらに重要度を高めています。
ドバイの中心地からは、車で約2時間の距離。
フジャイラの街に到着。
注目の自由貿易港。
フジャイラ港内を船で見学してみました。
港に横付けして給油するタンカー。
燃料補給港としては、シンガポール、ロッテルダムと並んで、世界のトップ3に挙げられており、毎日40隻を超える巨大タンカーがこの港を通過するそうです。
大国が対峙するペルシャ湾において、軋轢や緊張が高まる有事の際には、フジャイラ港が湾岸諸国の原油輸出港になることが想定されています。
アメリカ合衆国海軍のボートも見えました。
原油は貯蔵され、原油価格が高い時に売りに出されるんだそうです。
UAEの今後の発展に、フジャイラは欠かせない存在になりそうです。