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BS-TBS『世界の窓』今週の放送予定はアゼルバイジャン・ラヒジ村

BS-TBS『世界の窓』先週金曜日の放送は、弊社が撮影コーディネート及びリサーチを担当した『アゼルバイジャン/グバ―曾祖父の意匠―』でした。

グバの窓も、バクーの窓同様、「アイナバンド」が重要なキーワードでした。

「アイナバンド」とは、張り出したバルコニーに窓がつけられて、室内となった空間です。

アゼルバイジャンの住宅建築に面白さを与える重要な要素となっています。


外から見たグバのアイナバンド


住宅の内側から見たバクーのアイナバンド

今週末のBS-TBS『世界の窓』でも、引き続きアゼルバイジャンの窓が登場します。

◇2018年3月23日(金)よる10:54~11:00放送予定
#564アゼルバイジャン/ラヒジ「銅細工職人の窓辺」

ラヒジ村は、イスマユル地方にあり、アゼルバイジャンで最も古い集落の一つです。

石造りの古い町並みが残るこの村は古くから手工芸品生産の中心地でした。

近くに銅鉱山があるため、特に銅製品の製造で有名です。

その銅細工の技術は現在まで受け継がれており、2015 年 12 月にはユネスコの無形文化財に登録されています。

銅の工房が集中する銅細工バザール通りは、なんともいえない魅力を醸し出しています。

【公式WEBサイトより】

◇今週の放送予定

#564アゼルバイジャン/ラヒジ「銅細工職人の窓辺」
2018年3月23日(金) よる10:54~11:00

#564アゼルバイジャン/ラヒジ「銅細工職人の窓辺」 ラヒジ村は銅細工職人の小気味よい音から始まる。窓辺での作業は手元を明るく照らす光が必要なため。彼の自宅に伺うと、南向きの壁一面の窓に驚いた。一日中光が差し込み、温かいその大きな部屋はバルコニーだった。家族が思い思いにそこで過ごし、絨毯織の職人でもある妻は、明るい日差しの下で細かい手作業を行う。職人の技が親から子へ、子から孫へ受け継がれていくように、窓も家も受け継いでほしいと職人は願う。

◇先週の放送内容

#563アゼルバイジャン/グバ「曾祖父の意匠」
2018年3月16日(金) よる10:54~11:00

グバの中心にある広場に面して、赤レンガの壁に白い大きな出窓が映える一軒家を見つけた。1885年、今の主の曾祖父が建てた。大きな出窓部分の内側はまるで窓の小部屋。アゼルバイジャンではアイナバンドと呼ばれ、首都バクー発祥だ。曾祖父がバクーで見たアイナバンドを気に入り、自分の家にも付けたのだった。さらに外側に人の顔を掘り、人生を表した。それはグバで初めてのアイナバンドのある家だった。

今週の放送もぜひご覧ください。

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