バクーの街の『ヘイダル・アリエフ・センター』と『フレーム・タワーズ』
アゼルバイジャンの首都バクーには面白いデザインの建築がiいろいろあります。
その代表的なものの一つが、日本の新国立競技場の最初の設計コンペで勝ったザハ・ハディド氏の『ヘイダル・アリエフ・センター』です。
東京の新国立競技場の設計案についてはその後紆余曲折ありました。
現在、東京オリンピックに向けて実際に建設を進めているのは、隈研吾氏設計の建物です。
それについては、皆さんもよくご存じでしょう。
ザハ・ハディド氏は、2年前の2016年3月、残念ながら、65歳の若さでこの世を去りました。
1950年のイラクに生まれ、女性としても建築家としても、芸術的にも社会的にも、様々な挑戦を続けてきた人です。
彼女は、世界各地に残っている数々の建物や受賞歴だけではなく、生き方そのものが世界的に大きな影響を与えてきました。
つい1か月ほど前にも、『ザハ・ハディド氏死去から2年、今なお大きな影響力』というCNNの記事がありました。
彼女のご冥福をお祈りいたします。
話をバクーに戻しますと、バクーを象徴する現代建築としては、なんといっても『フレイム・タワーズ』でしょう。
アゼルバイジャンで最も高い建物で、ホテル、住宅、オフィスの3つの塔で構成されています。
完成は2012年です。
『フレームタワーズ』はバクーのシンボル的存在でもあります。
今日は、その『フレームタワーズ』が、バクー市内のあちこちからどんな風に見えるのかを少しご紹介したいと思います。
まずは、ザハ・ハディド設計の『ヘイダル・アリエフ・センター』の内部から。
世界遺産でもある旧市街『イチェリシェヘル』への出入り口からはこんなふうに。
シルヴァンシャ―宮殿モスクとフレームタワーです。
宮殿内の部屋の窓からはこんなふうに見えます。
旧市街を管理するオフィスの中から。
霊廟室のドームの向こうに見えます。
バクーのどこにいても、このフレームタワーが、ここバクーが近未来都市であることを教えてます。