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キプロスのパノレフカラ

ラルナカ郊外のパノレフカラを訪れました。

キプロスは、1571年から1878年にかけてオスマントルコ領トルコでしたが、この村の住宅のほとんどがその時代からのものです。
パノレフカラは、16世紀には、キプロス最大の町だったそうです。

100年、いや、200年、300年、400年と長い時間を生き抜いてきた石造りの家々。
そして、車の通れない狭い路地。
そんな場所を歩くのはワクワクします。

ちなみに、パノとは、「上」を意味し、パノレフカラ村は隣にあるカトレフカラ村よりも高い場所にあります。
キプロスは、昔、海賊に村を襲われることが多かったので、海から見えにくい山あいの地に隠れるように多くの村がつくられたんだとか。
ただし、パノレフカラの場合は、もう少し後の時代、このあたりが安定してから作られた村だと住民は話していました。

街を散策していてる途中、土砂降りの雨にあいました。
しかたなく古い石積みの家の軒下で雨宿りをしていると、暖かく装飾された家の中から人の声がしました。
雨が止むまで家の中で待つようにとのやさしいお言葉。

招き入れてくださった内部は、暑い夏でも涼しく過ごせそうでした。

雨が止んで、外に出ると、ウェディング写真を撮っているカップル。

パノレフカラ村は、歩いているだけでこちらまで幸せな気分になれるような素敵な素敵な村でした。

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