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キプロスのカトー・ドリス村

パノレフカラ村へ行く手前に、観光化されていない素朴な小さな村があると、物知り運転手に教えてもらい、薦められるがまま連れて行ってもらいました。

ここがカトー・ドリス村の郵便局。
村人の郵便ポストはここにあります。

この村の人々の生計を支えているのが素焼きの壺です。

運転手さんの説明によると、石の窓枠や玄関扉の上部に三角形のペディメントがある家は、名家なんだとか。

カトー・ドリス村の中心部に位置するArhonitko Frangosは1926年建築の邸宅です。
玄関の扉の横に書かれた数字「1926」は、建築年を表しています。
現在は、きれいに修復されており、泊まることもできるようです。
中庭を囲んで、6つの部屋があるそうです。

正面玄関扉には、以前は、このような銀や真鍮のドアノッカーやドアノブが使用されていました。

この住宅の玄関にも三角形のペディメントが載っていますね。
数字の1996が建築年だとすれば、新しい建物ですが、玄関のデザインに重厚さを出したかったのかもしれません。

街の集会所に迷い込みました。
村の男性たちがトランプのブリッジを楽しんでいました。

ざくろの絵が描かれた家がありました。
このあたりも、レバノンやトルコ同様、ざくろのシロップを使ったサラダや煮込み料理が多いそうです。

あら、先ほどブリッジを楽しんでいたおじいちゃんです。
今度は息子さんとお孫さんと一緒でした。

キプロスは、窓の形や色合いが気になる村が多い国です。

たとえば、ラルナカの西にあるレメソスの町にはこんな窓がありました。

首都のニコシアには、以前モスクだったところを教会に変えた建物が。

パノレフカラには、こんなに華やかなコバルトブルーの窓。

村や町によって微妙に窓の形が変わり、その場所場所に暮らす人たちの気持ちが伝わって来ますね。

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