10月16日放送のBS-TBS『新・地球絶景紀行』はエジプトです!
BS-TBSの『地球絶景紀行』が、『新・地球絶景紀行』というタイトルで復活します。
初回の2時間スペシャルは、エジプトで撮影されました。
地中海沿岸のアレクサンドリアから、首都カイロやピラミッドのあるギザ、古代エジプトの都であった遺跡の宝庫ルクソールを経て、ヌビアのアブシンベル神殿まで、ナイル川をさかのぼっていきます。
エジプトファンの方だけでなく、古代エジプトや遺跡に関心のある方、海外の生活や食べ物に興味のある方、ただただきれいな風景を見たい方、どなたにもお楽しみいただける番組となっております。
何より、ナイルとその沿岸の美しい映像、まさに“絶景”を、是非ご覧になってください。
BS-TBS『新・地球絶景紀行』
#1 エジプト・ナイル 今昔物語
2019年10月16日(水)放送
初回は2時間スペシャルで、よる9時から放送!
旅の始まりはエジプト第二の都市、アレクサンドリア。地中海沿いのこの街は、
エジプト国内だけでなく、ヨーロッパなどから年間何百万人も訪れる人気のリゾート地。この街の特徴は、クレオパトラが愛した街だということ。学校や駅、市場などあらゆる場所にその名前が刻まれ、目の前の海にはクレオパトラがすごした神殿が海底遺跡として埋まっている。そしてもう一つのこの街の名物は何と言っても地中海で取れる新鮮な魚。旬だというボラのグリル焼きや、小ぶりで柔らかいのが特徴のイカをクレオパトラの神殿が埋まっているという地中海を見渡せるレストランでいただきます。
ナイル川沿いにはナツメヤシの実を取る風景が広がる。古代エジプトの時代から変わらず、素足で登って収穫。この実と水さえあれば生きていけるという、砂漠ではかかせない栄養源。エジプトの首都カイロ。人口約1000万人を抱える大都市へと成長。中心部をナイル川が流れ、ピラミッドがあるギザ地区など、いくつかのエリアに別れています。カイロの定番はコシャリというエジプトならではの辛口のファーストフードを食べて甘口のアイスを食べること。カイロに来たらはずせない巨大な市場、ハーンハリーリへも。
そしてギザの3大ピラミッドも。高さは139m、1辺の長さが230mある四角錐の形。200万個以上の石を積み上げて作られている。約4500年前の古代エジプト第4王朝の時代クフ王のピラミッドは2万人もの労働者たちが20年をかけて建設されたといわれています。その当時はナイル川がこの近くを流れていて建設用の切り出した岩や生活のための物資を船で運ぶことで完成しました。
そして息子のカフラー王、そして孫にあたるメンカウラー王のピラミッドが並び立っています。これは3代にわたる王の家族のピラミッドなのです。一番巨大なクフ王のピラミッドの内部へも。最近、新発見があり、日本とフランスとエジプトの共同チームが特殊な技術でクフ王の間の壁の向こうに長さ30メートルの巨大空間があることを発見したそう。
そしてあまり観光客が行かない、ラクダを売るラクダ市場へ。ビルカーシュという村で国中のラクダの商いをする人が集まるところ。そこで思わぬ食体験も。そしてカイロの最後に、出来たばかりのホテルの屋上で素晴らしいピラミッドの絶景に出会う。茜色に染まった空を背景にピラミッドのシルエットが浮かび上がります。
ルクソールはかつてテーベと呼ばれ、古代エジプトの時代、都となった場所。ナイル川をはさんで東西に、たくさんの神殿や遺跡があり、エジプトでも最大級の、カルナック神殿へ。神殿の建築は3500年前に始まり、歴代の王たちによって、増築された。その広さは東京ドームおよそ22個分。建設にかかわった王は30人以上いるといわれている。彼らは、戦いに勝利するたび神に感謝し、神殿の増築を繰り返した。
エジプト史上初女性として最も強大な権力をほこったハトシェプスト女王の葬祭殿へも。葬祭殿とは、王の葬儀や礼拝のために建てられた建物のこと。山の目の前につくられ、当時では珍しい3階建てのデザインも女王が権力を見せつけるために作ったといわれている。
旅はルクソールから、アスワンまでクルーズ船で移動。豪華な客船で優雅な時間が過ごせます。アスワンでは独特の言語や、生活習慣を持つヌビアの人々が住む村へ。
そして旅の最終地アブ・シンベル神殿へ。
紀元前1300年、古代エジプト新王国時代、当時絶大な権力を握った王、ラメセス2世によって建てられたアブシンベル神殿。石造の高さはおよそ21メートル。正面にある4体の像はすべて自身の姿。当時では90歳という驚異的な年齢まで生きながらえ、少なくとも80人の子供を作ったと言われる、エジプト最強の王でした。エジプトで一番最初に世界遺産に認定された神殿。51年前、アスワンハイダムを作る際に人口湖ができて、神殿が水没する危機が訪れた。そのためエジプトの職人たちが、神殿をブロックに切断して運び、今ある場所に、そっくりそのまま、組み立てなおしたという。移築作業に携わった当時の職人の元へ。神殿復活の秘話に迫ります。