スタッフブログ

サウジアラビアの首都リヤド(1)

11月初旬、サウジアラビアの首都リヤドを訪問しました。

訪問の1ヶ月ほど前、サウジアラビア政府は観光ビザを解禁しました。
以前サウジアラビアビザは商用・就労・巡礼などに限られていた上、取得に時間と手間がかかりましたが、今回はオンラインで申請し、2日ほどで取得できました。

観光ビザ解禁から間もない時期なので、入国審査に時間がかかるかもしれないと思っていましたが、審査は1分足らずで終了。
係官は「サウジアラビアへようこそ」と笑顔でパスポートを返してくれました。

リヤドは人口800万人、アラビア半島有数の巨大都市です。
以前、リヤドに住む友人から「リヤドは道路網が発達しているが運転マナーが悪いので交通事故が多い」と聞いており少々不安でした。
しかし、概ねマナーは良好な印象でした。
ドライバーの話では「交通事故の増加を重く見た政府の対策もあり、ここ数年でマナーが向上した」との事。

リヤド市内はどこまでも平坦ですが、少し郊外に出ると岩山や渓谷が姿を現し、起伏に富んだ地形が見られます。

市内中心部から車で西に30分ほど、ワーディー・ハニーファと呼ばれる渓谷の中に、日干しレンガでつくられた古い建造物群が姿を現します。
ここが第一次サウード王国(1744年-1818年)の首都だったディルイーヤの遺跡です。

ディルイーヤは2010年にユネスコの世界遺産に登録されました。

遺跡の修復作業が行なわれているほか、遺跡に隣接して劇場を含む複合文化施設の建設も進んでいました。
この施設の撮影は出来ませんでしたが、案内してくれた文化省の職員の方は「外国人観光客を受け入れるのはサウジアラビアにとって新しい試みですが、ここディルイーヤはじめ、サウジアラビア国内の遺跡はどれも魅力的だと思います」と話していました。

(次回に続きます)

keyboard_arrow_up