サウジアラビアの首都リヤド(2)
リヤド市内中心部には、ドバイでも見られるような、奇抜な形をした高層ビルが見受けられます。
ドバイと比べるとその数は少なく、ドバイにも住んだことのあるレバノン人は「リヤドは平べったい街だ」と評していましたが、ドバイより空が広く、開放的な印象を受けました。
リヤドのランドマーク、キングダムセンター(高さ302)。
最上階は展望台になっています。
リヤドは砂漠の平地につくられた街のため緑は少ないですが、市内のショッピングモールの中には木が植えられ、池もあります。
現代版のオアシスです。
リヤドに住むサウジアラビア人によると「酷暑の夏(日中の気温は50度近くになるそうです)は、1日中ショッピングモールで過ごす人もいるよ」との事。
海から遠く離れたリヤドですが、新鮮な魚が手に入り、市内には寿司屋が何軒かあります。
本来は生魚を食べないアラブ人ですが、最近寿司の人気が上昇し、寿司屋もこの数年で増えたそうです。
この店の寿司は日本と変わらない味でしたが、傍らにはなぜかモアイが・・。
こちらは、伝統衣装トーブを売る店。
縫製はサウジアラビア国内で行なっていますが、生地は全て日本製だそうです。
店員の方は「日本製生地のトーブが最も着心地が良い。この国では誰もが日本製トーブを好んで着るよ」と話していました。
観光旅行が解禁されて間もなく、多くの日本人にとってはサウジアラビアは未だ遠い国ですが、サウジアラビアの人々は、日本の食文化や製品を身近に感じているようでした。