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エジプトのラマダーン2:イフタール

前回に続いて、ラマダーンのイフタールについてご紹介します。

ラマダーン月には、親族や友人、知人の家で、断食明けの食事をともにすることがよくあります。
先日、知人のうちにお呼ばれして、マハシやビーフリブをご馳走になりました。

マハシとは、野菜の中にご飯をつめてトマトソースで煮込んだ料理です。
中のご飯には、パセリや玉ねぎ、みじん切りトマトなどが入っています。
ブドウの葉で巻いたものがエジプトのおもてなし料理の定番として有名ですが、キャベツの葉で巻いたものや、白なす、ズッキーニ、ピーマンなどの野菜に詰めたものもあります。
マハシは、モロヘイヤスープと並んで、エジプトの「おふくろの味」。
トルコでは「ドルマ」と呼ばれます。


ビーフリブ

ラマダ―ンにはスイーツも欠かせません。
断食後には身体がカロリーを欲していますし、脳も口も甘い食べ物を欲するようです。

街中にある朝食で人気の食堂。
いつもは朝早くから店開きをしているのですが、ラマダーン月には午後2時頃に開店します。
庶民にとっては、ラマダーンでも、なくてはならないイフタール(朝食)の場所です。


揚げているのは、「タアメイヤ」と呼ばれるそら豆のコロッケ

そうそう、エジプトにはもちろん外国人や観光客、ムスリム以外もいますので、ラマダーン月でも昼間の外食はできます。
ラマダーン中にエジプトを訪問する予定の方は、その点はご心配なく。

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