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モロッコのメルズーガの大砂丘

メルズーガはモロッコの南東部、アルジェリアとの国境にも近い砂漠にある村です。
アフリカ大陸の北部の大部分を占める広大なサハラ砂漠の西端に位置しており、サハラの大砂丘の光景を必ず撮影できるロケーションのひとつとなっています

南北 28 km、東西 5 ~ 7 km、高さが最大150mにもおよぶシェビの大砂丘は、いつどこを切り取っても大迫力です。

キラキラ光る砂紋。
朝日と夕日。
時間と共に変わってゆく空の色彩。
新月の夜に見える星空。
神秘的な満月……。
そして、
砂漠の真ん中で感じる静寂。
遊牧民のトゥワレグが身に纏った青……。

影もまた、砂丘の風景を形作るのに一役買ってくれます。

足跡さえも。

サハラの美しさと感動を言葉と写真で表現するのは、簡単ではありません。
本当のサハラ砂漠は、やはり、その地に身を置いて初めて感じられるものなのかもしれません。
実際、サハラ砂漠を訪れて人生観が変わったと語る方々が古今東西あまたいらっしゃるように。

「ドラえもんのどこでもドアで行けたらいいのになあ」なんてもよく考えますが、メルズーガは、モロッコ国内の諸都市からもアクセスに時間がかかる場所です。
逆に、簡単に行けないからこそ、その行程が大変だからこそ、人の心に与えるものも大きいのかもしれません。

このゴールデンウイーク、メルズーガまで足を伸ばすのは無理だという方は、サハラ砂漠を題材にした小説や絵画、映画で想像を膨らませてみるのはいかがでしょうか。
自宅のソファーの上から、想いだけでも遠いサハラにとばしてみませんか。

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