アレクサンドリアの朝の散歩
暖かい日差しに包まれた金曜日の朝。
穏やかな波。
地中海に面したアレクサンドリアには心地良い風が吹いていました。
エジプトといえば砂漠をイメージする人も多いと思いますが、北には地中海、東に紅海があり、美しい海も必見です。
上の写真にも猫が映っていましたが、この写真にも魚を狙う猫が!
(どこにいるか分かりますか?)
散歩の途中で、海沿いのシュタイゲンベルガーセシルホテルに立ち寄りました。
海を眺めながら一息つく時間は最高です。
第二次世界大戦中は、エジプトの連合軍司令官モンゴメリー将軍の住居と本部だったところです。
戦後は要人を迎え入れるホテルとして名をはせました。
ウンム=クルスーム(Umm Kulthum)もここを訪れたことがあるそうです。
ウンム=クルスームはよく「アラブの美空ひばり」とたとえられるアラブを代表する大歌手です。
数年前、日本で「AI美空ひばり」の歌唱が話題となりましたが、アラブでは、ウンム=クルスームの3Dホログラムコンサートが開催されました。
彼女が死去したのは1975年2月3日。
50年経った今でも彼女のコンサートを見たいという人がたくさんいるってことですね。
ちなみに、YouTubeチャンネル「Umm Kulthum」では、彼女本人の当時のコンサート映像を観ることができます。
♬You Tube Umm Kulthum
話がずいぶん脱線してしまいました。
アクレサンドリアの散歩に戻りましょう。
海沿いのエリアを歩いていて、「ハランカシュ」を発見しました!
これは食用のホオズキで、日本では「ストロベリートマト」として知られています。
ジャムにもなります。
「蚤の市」もにぎわっていました。
実にさまざまなものが売られています(笑)。
古代エジプトの時代から、アレクサンドリアは、内陸にあるカイロとは別の魅力を持っています。
機会があれば、是非またご紹介できればと思います。