驚きの形「ドバイ未来博物館」
2022年2月22日。
「2」が6つも並ぶ日に、ドバイ未来博物館はオープンしました。
ドバイの幹線道路「シェイク・ザイード・ロード」沿いに位置するこの不思議な形の建物の完成していく様子を、ここを通る人々は、6年にわたって、興味深く眺めていました。

公式サイトによると、未来博物館の高さは77メートル、総面積 3万548平方メートル。
穴のあいたいびつな楕円形の建物は緑の丘の上に乗っていますが、その丘は地球を表しているんだそうです。
ファサードの総表面積は17,600 平方メートル。
表面はステンレス鋼で作られており、特殊なロボット支援プロセスによって製造された 1,024 個の部品で構成されているそうです。
また、表面のアラビア語のカリグラフィーは、ドバイ首長シェイク・ムハンマド・ビン・ラシッド・アル・マクトゥーム殿下が書いた詩の一節だとのこと。
このカリグラフィー部分が建物の窓としても機能しています。

博物館の内部は7階建てとなっており、柱が一切ありません。
「未来博物館」の展示内容は、まさに「未来」!
医療、交通、航空、スマートシティー、政府サービス、宇宙旅行など、さまざまな分野の未来が、双方向体験を通して各フロアーで楽しめるような展示となっています。
宇宙船を模したエレベーターに乗ると、わずか4分間で、50年後の未来、地上600キロの宇宙ステーション「ホープ」に到着するという設定です。
ドバイ未来博物館は、驚きの外観だけでなく、その内部にも、ドバイの持つ高度な技術と未来への思いが詰まっています。
ドバイにお越しの際には、是非!!
ちなみに、すぐ近くには、未来博物館を創設した「ドバイ未来財団(Dubai Future Foundation)」の本部の建物があります。
2016年の建設ですが、電気や水道や空調整備も完備した世界初の3Dプリンターによる建物でした。