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万博で人気のヨルダンへ(3)―死海―

ペトラと並んでヨルダンを代表する人気の観光地は死海です。
水辺に立つと、対岸にあるイスラエルの景色がくっきりと見えます。


「死海」と呼ばれるのは、塩分濃度が高すぎて生物がほとんど生息できないからだそうです。

塩が結晶化してゴツゴツとした岸辺↓


素足で歩くとケガをしてしまうくらい鋭利です。


また、死海の水面海抜は地球上で最も低くなっています。


流出河川がない死海の塩分濃度はなんと海水の10倍ほど。

実際水に入ってみると、バランスをとらなくても背中が自然に持ち上がり、そのまま水に漂えます。

その「浮かぶ」感覚はまさに非日常。

水にプカプカ浮いてただ空を見上げているだけで、心の底からリラックスできます!


浮力に加えて、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれる水も死海の魅力のひとつです。

大阪・関西万博でも話題になった今も人気の死海の「泥パック」は古代から行われてきたそうです。

死海の自然の恵みを活かしたデッドシー・プロダクトは、現地のホテルショップやマーケットで販売されています。


死海から北に9㎞には、イエスがヨハネから洗礼を受けた地とされるアル・マグタスがあります。

ここは、2015年に、『洗礼地「ヨルダン川の向こうのベタニア」(アル・マグタス)』という名称でユネスコの世界遺産に登録されました。

(※日本語では、英語読みで「べサニー」と書かれている場合もある。)

この地には、キリスト教諸派の教会が建設されています。


イエス・キリストの時代のものだと言われているタイル↓


イエス・キリスト時代の礼拝堂の上にビザンツ時代の教会があります。



死海付近には、地球上でもっとも低いところにある「死海ミュージアム」や、聖書に因む場所「ロトの洞窟」などもあります。


ヨルダンの魅力はまだまだ尽きません。

(※次回は首都のアンマンをご紹介します。)

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