UAEパビリオンと2030年のリヤド万博
本日2025年10月13日、大阪・関西万博がとうとう閉幕します。
訪れた人から「楽しかった」「また行きたい」という声をたくさん耳にしました。
ミャクミャクも大人気になりました。

終わってしまうのはさみしく感じますが、次回は5年後の2030年、サウジアラビア開催です。
それを楽しみに待ちましょう!
「リヤド万博2030」(Expo 2030 Riyadh)
会期は30年10月1日から31年3月31日までの約半年間
テーマは「Foresight for Tomorrow」
リヤド万博の会場デザインを担当するのはドイツの建築設計事務所「LAVA」。
9月に公開された最新のマスタープランのイメージによると、5つのゾーンを五角形につないだ構成になっていて、敷地は大阪・関西万博の4倍ほどの広さになるとか。
LAVAは、大阪関西万博では、「ドイツ館」と「クウェート館」を設計しており、どちらも目を惹くデザインでした。


閉幕する前に、UAEパビリオンをご紹介しておきたいと思います。
※過去のブログ記事:
ヨルダンパビリオンについて
サウジアラビアパビリオンについて



UAEパビリオンは、ナツメヤシの高い柱が林立する建築が大きな話題になっています。
柱の高さは16メートルの柱が90本。
廃棄されるはずのナツメヤシの葉軸200万本分を使って作られた柱なんだそうです。
テーマは「Earth to Ether(大地から天空へ)」



『Aera』のインタビューで、UAEパビリオン副代表兼クリエイティブ・ディレクターのシャイカ・アル・ケトビさんは、
「ナツメヤシは独自の魂と知恵を持つ存在です。UAEではほぼすべての家庭にナツメヤシの木があり、この木は灼熱の暑さにも耐え抜く象徴です」
と語っています。
「捨てるところがない」とよく言われるナツメヤシ。
建材としても、工芸材料としても、食料としても利用されます。
実を乾燥させた保存食の「デーツ」は日本でも手に入ります。
生産国や種類も様々で、味や触感も異なりますので、いろいろ試してみてくださいね。

*追記:2027年にはセルビアでベオグラード万博(認定博)、日本で横浜国際園芸博覧会が開かれる予定です。