2025年6月のダマスカス(1)
今年6月、シリアの首都ダマスカスを訪れました。
アサド政権崩壊から半年。
人や車の往来も盛んで、街には完全に日常が戻ったように見えました。

2011年以後反アサド勢力が掲げた新シリア国旗が当たり前のようにたなびいています。
つい一年前には考えられなかった光景です。

ダマスカス旧市街にあるアル=ハミディヤ・スーク(市場)は、平日の午前中から賑わっていました。

夜はまだ停電が多く道が暗いことから外出を控える人も多いそうですが、この時間にはカフェでくつろいでいる人達もたくさんいました。
下の写真のカフェは城塞の真正面にあり、その名も「シタデル・カフェ」。

アル=ハミディヤ・スークに続くウマイヤド・モスクにも、多くの家族連れが……。
小さい子供たちが楽しそうに駆け回る姿は微笑ましいですね。
新しい未来への希望を感じさせてくれます。

シリアの他の地域では未だ不安定な情勢が続いています。
少しでも早くシリアじゅうの人々が安心して暮らせるようになり、かつてのシリアのように栄える日が来ることを願います。
(※次回に続く)
